10月18日
日記さぼってしまった。
もう20日に突入したけど、まあいいでしょう。
日曜日、神戸の不動産屋まで行き、実際に部屋を見せてもらって、即決。
場所以外は全部完璧という感じ。
緑がきれいなところ。とにかく緑。
大きな決断をした。
引っ越し初期費用30万超えてる。がんばれ。
不動産屋のおじさんに転居理由を聞かれて、京都に住むのがどうしても嫌でー、とか言うと、なんか嬉しそうにしてた。
京都がお嫌いのようだった。
車の中で神戸と神戸の人がいかに素晴らしいかを語ってくれた。
洗礼。
関西、全体的にこういう人多いなあと思い、呪われた種族の血がわたしにも流れていると悲しくなる。
家決めたあと、何人かに即連絡しまくる。
30万以上かかることにさすがにめまい。
各所に書き連ねる「がんばります」の文字。
でもやっぱ周りはみんな温かくて嬉しい。
「アラサーの魂の荒ぶりにより単身神戸に引っ越すことになりましたー」
と軽やかに荒ぶるわたしに、タコパしようなど言ってくれる人たち。まじ感謝。
地元はいい。神戸にしたのは正解だった。
京都に帰る前に、お世話になってるお坊さんにも引っ越しする旨をメッセージ。
そしたら、今夜来ますか?と誘ってくれた。
占い師として鑑定もしているお坊さん。
わたしも一度鑑定を受けて、そのあと乱れていた何かが整ったような、具体的な効果があった。
宗教好きなわたしの心をわかって、程よい距離感でお付き合いしてもらってる。ありがたいことだ。
京都に戻って、電気屋に寄ったのち、一人で持つには結構重いくらいのお酒を両手にぶらさげてお坊さんの住むシェアハウスへ。
会ってすぐ「目の奥が澄んでる」「安心しました」などと言われる。
何もかもお見通しとのこと。
悩んで悩んだ末、糸口を見つけてもう少しで抜け出しそうな感じ、に見えるらしい。
その通り。
(年齢の)数字なんて気にしないで、と励ましてもらう。
そして、門出だね!と祝ってもらった。
門出。新しい人生の始まり。
それは、楽しいの?悲しいの?嬉しいの?寂しいの?・・・
わたしは恋を優先したことでリスクを背負ったけど、そのリスクを買ってでも嘘つきたくなかった、正直に生きたかった。
その結果が今回の引っ越しである。
人からどう思われても、これ以外の選択肢は浮かばなかったし、今出せる最善の策がこれだった。
お坊さんもいい選択をしたとうなずいてくれた。
これでよかった。これしかない。
全然いい。
むしろ幸せだと実感した。
その後、巫女を職業とする同い年の女の子も来て、お坊さんが魚を次から次に焼きまくって、お酒も次から次にあけまくって飲み明かす。
シェアハウスはいつも温かい。
お坊さんの同居人の方から有機野菜をもらう。
そこにいたみんなにわたしの話聞いてもらう。
逆にみんなの話を聞かせてもらう。
自分の知らない世界を教えてもらう。
楽しかった。愉快。
帰ろうとしたら、もう深夜1時になっていた。
たくさんのエール。
たくさんの気持ち。
ありがとうとがんばろうを交互に強く、確かに念じながら、歩いて帰った。
とにかく、これから始まるのだよ。
新しい家自慢の窓