10月21日
久しぶりにはっきりした夢を見て目覚める。
巨大な桜を見た。
荘厳で儚くて、この世のものとは思えない美しさがあった。
写真を撮ってたら、いつの間にか後ろに彼が立ってて「〇〇さんこういうの好きだと思いました」とささやいた。
まさに彼、完璧に彼の言葉だった。
それから、通ってた小学校も見た。
大人の心を持ちながらにして子供の身体に戻って、みんなとサッカーをして遊ぶ夢。
特に楽しくなかったけど、懐かしかった。
旧友たちの雰囲気も記憶のままで。
目覚めてから何もする気が起きず、今日は一日あってなかったような感じで過ごしてしまった。
引っ越すことを伝えるために弟に電話したり、友達からプレゼントとして送られてきたダンボールを受け取ったりした。
家でだらだらしてるだけなのに、他人の優しい心に囲まれてる自分。
夜少しまた彼と話す。
楽しくて楽しくて、ドキドキする。
早く会いたいなあって気持ちがどんどん募っていく。
寂しさが雪みたいに積もっていく。
北海道でコンビニが雪で沈んだみたいに、わたしもいつか沈んで息出来なくなるのではと思えてくるほど。
どんな冬になるかな。
今年は期待してもいいかもしれない。