3月16日
ソールライターの写真展にゆく。
好きな先輩と一緒に。
すごくよかった。
愛に満ちていた。
シンプルで、無駄のない、ありのままで、それでいて見る人に愛おしさを植え付けてくるような。
雪景色も愛らしくて、寒そうなのに、雪かわいい、傘かわいい、ニューヨーカーかわいい、とかわいいの連続がくるような。
ソールライターが手で写真を名刺サイズにちぎって人に渡したり収集したりする「偏愛」があったといわれていた。
小さく切り刻まれた写真のピースたち。
寄せ集め。
多幸感。
先輩とはよく話した。
わたしはその先輩のことを「かっこいい」と純粋に思ってるので普通に緊張してしまっていたけど、すごく楽しい会話をした。
うれしかった。
でももうすぐ京都を離れるらしい。
センベツというほどでもないけど、パワーストーンのブレスレットを贈った。
相変わらずわたしはスピりちらかしている。
夜は先輩に勧められた「スモーク」を鑑賞。
これもとてもよかった。
タバコの煙の重さ。
煙みたいな会話。
揺れる人間関係。
また見たい映画かもしれない。
寝る前に恋人に久しぶりに電話をかけた。
今週末、会える予定だったけど、その消滅の知らせがあった。
悲しかったので電話を切ったあとすぐにお風呂で洗い流した。
悲しいのはあなただけじゃない、と友人に支えられる。
恋人には、無理しないで、なんとなくわかってたから〜と朗らかに返したつもりだったけど、すごく悲しかった。落ち込んでしまいそう。
ひとりがどんどん苦手になっていく。
一緒に過ごせる時間は限られていると感じる。
切ない。
狂気だ。
バス