万年輪廻

記録、日記

10月6日

 

本当は今日京都に帰る予定ではあった。

何時に帰ってくる?と聞いてくる人あり。

明日にした、と伝える。

明日会いたい人がいるので、と。

 

本当のところは京都にまったく帰りたくない。

けど、これ以上友達の厄介になるわけにもいかないし。

それから、木曜日からまた大事な予定もある。

帰らなくてはいけない。

 

人間うしろめたいことがあると、言葉につまってしまったり、自分の心を読まれまいと表情が上手く作れなかったりするものだと実感している。

誰に対しても、ものすごく壮大な嘘をついて生きているみたいな感覚で、わたしは自分がよくわからない。

京都を離れると、わたしは自分が本当はどうしたいのか、どういう人間でありたいのか、そこに近づくにはどうしたらいいのかについて考えをめぐらせることができる。

でも、京都にいる間はすごく弱くて、優柔不断で、考えがまとまらない。

そのように感じる。

急に風が止まってしまうみたいに、わたしの考えも流れていかない。過ぎていかない。

ぐるぐる旋回してしまう。

 

ドラマ版ののだめカンタービレを改めて観ていて思うのは、千秋ものだめも過去のトラウマに縛られているということ。

物語が進むごとに成長していくふたりの姿に、大人になってしまったわたしは泣いてしまう。

やりたくないことや嫌なことは、なにかが原因になって生じているということ。

逆に、やりたいと思えること、楽しいことに没頭することが新しい道を生み出すこと。

2人が恋人や友人のような関係でありながらも、互いの一番の理解者であるからこそライバルみたいな関係であることもまた愛おしい。

のだめがトラウマと向き合うコンクールのシーンが特に印象的。

早く続き観たい...

 

今日はのだめ観た後、友達の家の周辺で過ごした。買い物したり、散歩したり。

北海道に行った友人が撮った、北海道っぽくない写真がよかった。

ここにいる、という存在感が自然な感じでよかった。

わざとらしく表明しなくても、伝わってくるような。

そんな素敵な旅をしてきた友人がうらやましかった。

だから、東京にせっかく来たのだし、銀座などに行ってもよかったんだけど、下町のなんてことない風景を今日は楽しむことにした。

実際楽しかった。

仕事帰りの友達と韓国料理を食べてから帰宅した。スンドゥブと石焼ごはん。

 

身体に取り込むものが多くて、お腹いっぱいになってる。

少しずつ消化したい。