10月6日
今朝夢を見た。
お母さんは昔あんなにやさしかったのに、いつからそんな風になっちゃったの
わたしが目の前で包丁を胸に刺さないとでも思ってるの
みんなのトラウマになりたい
ってはっきり自分が言ってた。
夢は雄弁。死にたい動機がよくわかった。
ぐっすり眠れない日々が続く。
ささいなことで神経が逆立っておさえられなくなりそうになるけど、なんとかおさめる。
Twitterで知ってるひとがちょっと叩かれていた。
誰も幸せにならない。
研究会であった話をわざわざTwitterでする人。
直接その人にいわないでネットに書く人。
安心できる世界がどんどん遠くなる。
なんとなく言葉がまとまらないなと悩んで何日も経ってしまった。
でも夢の中ではシンプルに自分は怒ったり泣いたりしていて、感情がどんどん出る。
現実では人とうまく話せないのが続いてる。
もう正直人と話したくない。
トルコ語の古い歌ばかり聴いている。
トルコ語の古い歌こそ本当にシンプルで、とてもストレートだ。声に出してみると、あまりに意味がわかりすぎて、外国語とおもえない。
わたしは今感情も感想もめちゃくちゃで、自分の言葉への信用がない。
誰かに助けを求めたいけど、会話は難しい。
うまく返事できないことに対してすぐに自己嫌悪がおそってくる。
自分も信用できない自分の言葉を他人に贈ることは間違ってると思う。
だから歌を聞くのが一番いい。
一方的に投げかけられて、受け取るだけの作業がここちよい。わたしには何にもない。
わたしには何にもない。
何にもないからちょうどいい。
何もないから何も与えられない。
ただ受け取るだけ。ただわたしの中を通過させるだけ。
言葉がどこかに行くのを見守るだけ。
宇治
9月28日
朝大学にいく。
いろんな人と会う。
河原町まで先輩と一緒におしゃべりしながら行く。
プライベートのあれやこれやを聞かせてくれる。
聞いてよかったんかなということまで。
未来の話が多くてよかったです、と最後に言った。
わたしとしてはどんな内容であれ未来のはなしはありがたい。
その足で神戸に行く。
鍵を返す。
初めて大家さんと会った。
優しいお兄さんだった。
楽しい家だった。もう何もない。
夢の跡。
そのまま大家さんと家を出て、ひとりで駅まで歩いた。
ものすごい急勾配の長い坂ともお別れ。
寂しい。
歩きながらもメールチェックなど。
かなり忙しい。
駅前のパスタ屋さんに入って、航空券を確定、メール。
いろんなことが同時に押し寄せている。
出会い別れ出会い別れ出会い別れ
過去未来過去未来過去未来
ここあそこここあそこここあそこ
全部押しては引いて波のように来たり去ったり
そういう感覚になった。
ここのところ本当に書類作りで疲れていてあまり集中して何かをするということができなかったけど、行き帰りの電車でできる限りの読書をした。
「読むことの喜び」
そういうタイトルのトルコ語の文章をこないだ授業で読んだ。
現代トルコ政治についての研究書。
積み重ねてもすぐに崩れてしまいそうなもろさが目立つ。
彼と待ち合わせして一緒の電車で帰った。
帰りにコンビニに寄る。
わたしはたこわさびだけ買ってもらった。
たこわさびを家で食べてからまた書類。
明日提出する。
明日航空券のお金も払う。
いよいよだ。
ねんりんちゃんおかえりいってらっしゃい
9月18日
昨日友達が家に来た。
カーテンと白いコロコロをもらってくれて、畑で育てたというナスなどをくれた。
女友達というカテゴリーの中でも最も信頼に値する存在ありがたいと感じる。
なんだかんだで土曜日になってしまい、来週木曜日に引っ越しでわりと余裕はないが、昼からだらだらしてしまった。
身体の調子が良くない。
というか全体的にだるくてやってられない。
死にたいという気持ちが継続的にわいてくる。
ひとりで過ごすのはあまり良くないのかもしれない。
また夜中によく目が覚めるようになってきた。
今朝起きた瞬間自分の手のひらを見たら、誰?と咄嗟に思った。
朝が一番恐怖。現実が何だったか忘れてる。
過去がバラバラになって思い出されるのは時間の流れにそってわたしが生きていないからと感じる。
今も現に存在しているか確証がない。
いると言えばいるし、いないと言えばいない。
たぶん疲れてる。
9月14日
昨日の晩から腱鞘炎になってしまった。
昨日は痛い痛いと口に出しながら横になったらいつのまにか寝ていた。
今朝起きたらマシになってた。
右手が不自由という縁?あって寄生獣を観た。
なんか最後の方はやたらと説教くさくて萎えた。
田宮良子出てきてから死ぬまでは本当に面白かった。
人間は地球にとってのパラサイト。
次は何を観ようかな。
夕方にビザの電子申請。
やっと終わった。あと少しだ。
トルコ行くまでの道のり長すぎ。
夜はペルシア語講座。
会話がメインだったけど難しすぎてよくわからん。
現地の語学学校の進め方なのでかなり厳しいものがある。
文法書を買おう。
もうすぐ引っ越しだなあとなんとなく焦ってきた。
力が必要だ。
腱鞘炎になってる場合ではない。
ミギー欲しい。
こないだ水晶みくじした。
9月10日
芸人さんたちのゲーム実況見ながら数独してたら永遠の時が過ぎた。
もう2時過ぎてしまった。
日曜日の講座の準備が全然進んでいない。
昨日の朝、指導教員からメールがきた。
新しい刊行物の紹介。
同期の某氏が参加を許され、わたしはその存在すら知らされなかった研究会があったそうで、その研究会の報告書、とのこと。
この格差な。
贔屓というかなんというか。
その研究会だって本来ならテーマ的にたくさんの人が関わるべき内容なのに、ものすごくクローズドにしたかったのか、存在すら隠されていた。
刊行物は院生にしか配られないみたいだけど、執筆者は中堅〜大御所揃いで、なぜか同期の某氏もそこに加わっていた。
貢献度という謎の私的なメーターによって、研究会に参加できるか、論文集に名を連ねられるか、仕事紹介してもらえるかなどいろんなことが決められる。
終わってる。
つくづく安心していれる環境ではない。
そんなこんなで朝から呼吸困難になり、ぜーぜー言いながら夜を迎え、夜の授業終わったあとに友達に電話した。
新しい企画の話し合いになった。
すぐアイデアが出るしすぐ実行する。
ほんとに楽しい友達でいてくれて嬉しい。
電話切った後はうまく息を吸えるようになっていた。
そんで今日になって、友達からさっそく連絡が来て、企画が始まった。
清々しい。
わたしもアンサーを書くのが楽しみ。
考えながら、シオランの「涙と聖者」を読んだ。とてもよかった。
講座の準備をほんの少しやって、トルコの大学にメールを打った。
最近、テトリスがトラウマやPTSD対策に効果があるという記事を読んだ。
高校の時も永遠にテトリスをやっていた。
パズルゲームみたいな単純なゲームが好き。
とにかく頭がおかしくなるまでやる。
今もケータイのキーボードの見え方が数独のあれに見える。
呪われてる。
でもおかげで苦しいことから一時的に逃げられてる自分もいる。
呪いには呪いでかえす。
明日朝早いのでもう寝る。
今日も布団があたたかい。
シオランかっこいい
9月5日
精神的余裕というものが生まれてきたのか更新しようという気になった。
なんならもうひとつのほうに長文書くのもありだと帰り道におもったけど、やっぱり家に帰ったらメルカリなどを見てしまった。
渡航準備以外のことは進んでいる。
引っ越しの業者に払うお金は5万円と決まった。
友達にお花をもらったりもした。
その友達とはどんどんちゃんとした友達になっていってるなあと感じた。
バイトももうすぐ本格的に始まるし、自分が受ける方の授業も始まった。
来月から無職なのでお金をセーブせねばと思いつつ、先月はほぼ京都で過ごし好きなものを食べ続けた。
やや暴飲暴食ぎみ。
そのツケがまわってきて喉に爆弾ができた。
先週くらいまで左にあったものが今度は右に移動した。
扁桃腺が腫れて熱が出るのがこわい。
休むと決めて休んだのはよかったのか分からない。
もっと働くべきだったと思う。
ずいぶん怠け者になってしまった。
反省して月曜日からはちゃんとしようと思う。
ここまで書いてみて思ったけど何が楽しくて記録してるんだ自分はという気持ちになってきた。
そういえばこないだ駅前のミスドでお茶していたら、横に座ってきた二人組のうち1人が高校の時の同級生だった、ということがあった。
自分たちよりもずっと若く見える女の子といかにも知り合ったばかり、という雰囲気。
わたしはその同級生とは部活が同じで、卒業後も仲良くしていたけど、彼が別の同級生と結婚して子供ができた瞬間離婚したことをきっかけに疎遠になっていたのだった。
彼が離婚した相手である女の子とめちゃくちゃ仲良くなってしまったからだ。
あまり連絡を取らなくなっていたのに、突然ミスドで隣に座ってきたのだった。(しかもタイミング悪く、女の子と一緒の時に)
当然話しかけられるわけもなく、彼がトイレに立った瞬間店から出た。
別にこのことがどうとかはなく、別に何らかのトラブルを生んだわけでもなかったけど、そいつの子供もだいぶ大きくなってることも考えてると、あれからだいぶ時が経ったんだなと感じてしまった。
ほんとに人間というのは、時が経ったなあとしみじみしてる間に死ぬんだろうな。
しみじみ、という感慨を動物は持っているのだろうか。
人間だけなのかな。
とにかく相手がわたしに気がつかなくて本当によかった。気まずすぎる。
これは書き、これは書かぬという取捨選択の攻防。
近々ちゃんとしたエッセイを書きたいと思ってるけど、ウォームアップ的な何かは必要かもしれないと感じる。
今よりもっと明るくて朗らかな気分になりたい。
友達がわたしのために選んでくれた花
グレー好きなのバレてる
8月25日
京都から移動
神戸の病院へ、薬もらう。
診察料590円。なにが。
薬局のお姉さんの対応丁寧すぎて苦しかった。
目を直視できなかった。
目を見ないまま、女だから飲んでる薬を受け取った。
婦人科という場所はそこにいればみんな女にされる環境だから苦手でいつもしんどくなる。
今日はキッズスペースに預けられたのであろう赤ちゃんがギャーッと大声で泣いてて精神的にかなりきつかった。
周りはみんな妊婦さんで、着く前からそのピリピリした空気が伝わってきてた。
それで今日ばかりは紙のマスクで行った。
田島ハルコさんのことをずっと考えていた。
ハルコ氏もTheyの人。
でもハルコ氏も婦人科にきたら女体として感知されるよね、って思った。
婦人科という名前はものすごく重い。
女の身体から逃げたいわたしもこうして婦人科でピルをもらって生理をコントロールしている。
ピル飲む前は血の量が多くて生理痛もすごかった。
生理痛がひどすぎて気絶したこともある。
血がどんどん服にしみていって大惨事になったこともある。
ほんとに何でこんな目にあわなきゃいけないのって何回も悔しくなった。
だからピル飲みはじめてからは、生理を我が物のように掌握したり!と思って落ち着いていたんだけど、やっぱり婦人科はしんどい。
一回に処方されるのは3ヶ月分が限界だから、3ヶ月に一回行かないといけない。
きつい。トルコ行く前にあと2回行く必要があるとのこと。
いっそ生理終わって欲しい。
ままならない身体に不満が絶えない。
女体しんどい。
肉体から自由になりたい。
病院の後、2週間ぶりに自宅に帰る。
外において置かざるをえなくなってたゴミを確認、虫が。
友達からハガキきてた。
ずっと雨だったせいで字がにじんでいた。
博物館に飾ってあるハガキみたいになってた。
家は蒸し風呂になってた。
久しぶりに帰ったけど居心地はよい。
引っ越しの日を決めたり、業者に見積もりをお願いしたり色々やるべきことをできる限りやった。
トラウマのケアについて見識を高める。
もっといろいろな資料読みたい。
昨日やっとカンファレンスが終わったので今日から実質的な夏休み。
今日は早く寝る。
明日はまた休み。なんか楽しい。
京都